病はどこから、どうして起きるのか?

事故による骨折や感染症、薬物中毒等直接的原因が明らかな場合もありますが、今日的な疾患のほとんどは直接的な原因が明確でないことがほとんどではないでしょうか?[E:car]


生活習慣病といわれているかっては成人病といわれた糖尿病、癌、循環器疾患などはもちろん、インフルエンザのような感染症であっても、同じ条件下で罹患する人もいれば罹患しない人もいます。[E:postoffice]


昨今は安保徹教授の『免疫革命』等が一般によく読まれるようになり、病一般と免疫の係わりについて広く理解されつつあるように思います。[E:good]


伝統医学(漢方)に‘鬱’という概念があります。現代医学で言う‘うつ病’の鬱ですが、その鬱と意味の重なるところもあります。漢方がいう‘鬱証’には病を引き起こす発端から経過、その遷延結果、治療法までの深い先人の知恵が含まれ、現代人にとって参考になるばかりでなく極めて有効且つ有益な内容を有しています。[E:lovely]


鬱証とは晴れ晴れしない心情が引き起こすからだの働きの低下、すなわち免疫力の衰えから始まる一続きの病症をいいます。主な症状として心情抑うつ、情緒不安定、脇肋脹痛、怒りやすくよく泣きます、咽に何かが貼り付いているような気がし、眠れない等と訴えます。[E:sad]


元代の有名な朱丹渓という医者は「気血が調和を保ってよく流れておれば病むことはない。気血の流れが滞るから諸病が発生するのだ」と悔いや恨み悲嘆不安などの心のわだかまりが生命活動を営む気の働きを狂わせ、気の鬱滞が血の運行を阻害するようになっていろいろな症状へと拡がってゆくのだといっています。六鬱といいまして、気の鬱に始まり、湿鬱、痰鬱、熱鬱、血鬱、食鬱が形成されてゆくと述べています。[E:dash]


最初は怒りたくても怒れない、我慢を強いられているという思いが肝気の鬱結を招き、気鬱が昂じて火化(気の流れが滞ると熱を帯びてくる)し、気滞は血の流れを滞らせる。肝鬱(肝気の鬱滞)が脾の働きに影響し、思いが遂げられずに思い悩めば脾を傷つける。過度の疲労や過度の怠惰も脾(消化システム)の働きを低下させ、湿を溜め痰を生じさせます。これが痰鬱。どろどろした湿濁が停留し食滞が遷延すればやはり化熱して湿鬱、食鬱、熱鬱へと繋がってゆきます。[E:bearing]


さらに進んでゆけば、脾胃の気血を生み出す働きが衰え、営血が損亡し、心気が養いを失い、心神不安という状態に至ります。気血不足、心脾両虚、鬱状態が長期化すれば火が生まれ、火熱を受けて陰血が損なわれ、肝腎陰虚へと発展することになります。[E:bearing]


はじめは気の鬱滞(実証)であったものが身体の損耗を深め、ついには虚証となり、本格的な虚損状況がさまざまな症状を将来することになります。[E:wine]


病がどのように発展展開してゆくものなのか。一人ひとりの理解が深まれば、二つとない大切な自分の身体を安易に白紙委任したり、自ら健康に留意せず、病気になったら医者に行けば治してもらえるものと能天気な心構えの人も減るに違いありません。[E:happy02]

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